1. エンジン熱による低温ヤケドを回避しよう

バイクが熱くなる理由

バイクのトラブルの中でも、意外と見過ごしがちなのがエンジン熱による低温ヤケドです。
市街地を走っている時とは違い、長期ツーリングとなるとエンジンの熱およびフレームの熱には十分注意しなければなりません。
冬場はそれほどでもありませんが、夏にバイクで長時間走行していると、体の一部が絶え間ない熱にさらされることになります。

特に排気量の大きいバイクはエンジン周りの熱量が上がりますから、ヤケドには十分注意しなければなりません。
熱が50°程度であっても、長時間かけて受け続ければ低温ヤケドを負ってしまい、時には水泡ができることもあります。

エンジン周りと同様にフレームも熱くなりやすいのは、エンジンをマウントしているボルトから熱が伝わるのが原因です。
特にスポーツバイクはフレームが熱しやすい傾向にあります。
また、シートは日差しが直接当たる場所に駐輪しておくと温度が上がります。
特に黒色のシートは熱を吸収しやすいので、注意が必要でしょう。

気をつけたい低温ヤケド

低温ヤケドというのは熱湯などによる高温ヤケドと違い、なかなか熱を感じないものです。
そのため、長時間熱源に接触しているうちに低温ヤケドになってしまいます。
低温ヤケドのひどいケースでは肌の奥がじっくりと破壊されてしまうため、ダメージが大きく感染症が起きることもあるので注意が必要です。

低温とはいえヤケドの跡が残ってしまうこともありますから、ガードなどを利用して肌をバイクの熱から保護するようにしましょう。
低温ヤケドをしたら、すぐに皮膚科クリニックの診察を受けることも大切です。
ちょっとヒリヒリして赤くなっている程度だからと、クリニックに行かず我慢したりやりすごしてしまうのもよくありません。

熱から身を守る対策

バイクに乗る時間の多い人にとって、エンジン熱によるヤケドはおろそかにできないものです。
長期間走行しているうちにエンジン熱が高まるのはしょうがないことですが、ウェアの選び方などによって熱から身を守ることはできます。
特にジーパンは熱を通しやすい素材なので、注意する必要があります。

内腿を熱から守るためには、レッグヒートガードがおすすめです。
レッグヒートガードはアルミ蒸着シートや不織布シート、メッシュ素材などからできており、ライダーの脚を低温ヤケドから守ってくれます。
特に人気の高いRIDERS CLUBの「LEG HEAT GUARD LONG」は、エンジン熱の影響を受けやすいスーパースポーツに乗っている人にぴったりです。

バイクにフレームカバーを付けるのも熱から見を守るために効果的な対策です。
フレームカバーはカーボンやFRP製がおすすめです。

エンジン熱による低温ヤケドを回避しよう

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