1. 燃費が悪くなったと感じたら

燃費を一度計算してみよう

バイクは自動車と比較すると価格が安く、駐輪する場所も比較的見つけやすく、しかもガソリン代があまりかからないというメリットがあります。
維持費を抑えるという点では、自動車よりもバイクに軍配が上がります。
バイクの中でもさらに燃費のいいモデルを選べば、ガソリン代をかなり節約できます。

ところが燃費というのは、誰が乗っても同じというものでもないのです。
燃費の良さをキープするような工夫をしていないと、「燃費がいいバイクだから買ったのに、けっこうガソリン代がかかる」という現象が起こってしまうことになります。
カタログに掲載されている燃費性能と実燃費の間にはかなりの差があることも多いので、一度実燃費を計算してみることをおすすめします。

燃費計算には、「満タン法」を使うのが便利です。
まず最初にガソリンを満タンにし、給油したガソリンの量をメモしておきます。
次にトリップメーターをゼロにリセットし、この状態で実際にバイクを走らせてみます。
長距離を走れば走るほど、計算結果の誤差が少なくなります。
走り終わったら、再びガソリンを満タンにし何リットル消費したかを確かめます。

走行距離を、消費したガソリンの量で割れば実燃費が出ます。
例えば50kmの距離を走行して5リットルの給油が必要だったとすると、50km÷5リットル=10km/Lが実燃費ということになります。
燃費を計算してくれるアプリもありますので、ぜひ活用してみましょう。

燃費が悪くなる原因とは?

燃費が悪くなる最大の原因は、メンテナンスを怠っていることにあります。
タイヤの空気圧が低下した状態で走行していると、抵抗が大きくなりガソリンの消費が増えますし、チェーンがたるんでいたりグリースの質が悪い場合でも燃費に大きく影響してきます。
実燃費を計算してみて、カタログに掲載されている数値よりも大幅に燃費が悪い時は、バイクの整備・点検をしてもらうことをおすすめします。

バイクは乗り方によっても燃費に大きな違いが出てきます。
急発進や急加速をすることが多いとどうしても燃費が悪くなってしまいますので、一定のスピードで走る習慣をつけるようにすると良いでしょう。

燃費をよくする方法

走行距離が長いバイクや古いバイクは、どうしても燃費が悪くなってしまうものです。
バイクが新しい場合、運転の方法次第では燃費を向上させることも可能ですので、意識してバイクを扱うようにするといいでしょう。
シフトアップをする場合にはシフトにあった回転数で行うことも重要なポイントです。

また、バイクは長期間放置しておくと燃費が悪くなりますので、定期的に乗るように心がけることも大切です。
週に1~2度、最低でも50kmは走るようにしたいものです。

燃費が悪くなったと感じたら

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