ツーリング中にガス欠なんてことにならないように
春、秋になるとツーリングにもってこいの季節です。
この季節になると多くのライダーたちが気持ちよさそうに走っている姿を見かけます。
ツーリングもバイクにトラブルが無ければ非常に気持ちがいいものですが、バイクはトラブルもつきものです。
特に気を付けてほしい初歩的なミスによるトラブルとしてガス欠があります。
早めに給油すればいい事ですが気持ちよく走っているとつい忘れてしまうこともありますし、ライダーの多くがタンクが空になってから給油しようと思うようでガス欠を起こすのです。
ガス欠にならないためにも給油は航続距離の半分で行う
タンクにガソリンがある状態で給油するのがもったいないと考えるライダーが多いのですが、ガソリンの量がどの位になってもガソリンの消費用はそれ程変わらないのです。
気持ちよく走っている時にガソリンスタンドに立ち寄ることが面倒とも感じますが、ガス欠を起こしてスタンドを呼ぶ方がよほど面倒で費用も掛かります。
ツーリングする時には航続距離の半分くらい走ったら給油ということを心がけることがポイントです。
満タンの状態で200km走るバイクであれば、100kmで給油する事、それを心がけておくことでガス欠になってがっかりするということもないでしょう。
特に高速道路を走行する時や、夜間走行の時にはこの方法が最も確実といわれています。
実は・・燃料メーターってあてにならない
燃料系というのはセンサーが付いていてガソリンタンク内の油面の高さを計測し、それをメーターで知らせてくれます。
しかし現在のバイクというのはとても複雑な形状をしているので、燃料メーターが半分の目盛で余裕だと思っていても、実はもっと消費していることがあるのです。
そのため、ガソリンの残量は自分で走行距離、燃費によって計算しておくことが最も重要となります。
あくまでも燃料メーターは目安と考えておく方が無難なのです。
え?もう閉まってる!地方は都会ほど夜間スタンドが開いていない
都市で走っている分にはそこかしこにガソリンスタンドがあるので燃料がなくなった時でもすぐに給油できます。
しかしツーリングで地方に行くと、ガソリンがもうないのになかなかスタンドが見つからず、しかも夜間になると早い時間に閉まっているということもあります。
ツーリングの時には距離どうこうというよりも、夜間になる前にスタンドで早めに給油を心がけておく方が安心です。
ガソリンが少ない時に利用できるエラコン
ガソリンが少なくなっている・・と不安なときには、エラコンを利用しましょう。
なるべく高いギヤを使ってエンジンの回転数を下げることも大切ですが、出来る限りスロットルの開きを一定にしておくことが最大のポイントです。
加速が必要なときにも、減速が必要なときにもできる限りゆっくり行うとガソリンの消費が少なくなります。
もしもの時のために、エラコンも覚えておく方がいいでしょう。