1. プロテクターも着用しよう

プロテクターとは

バイクで走行する際には、頭部を保護してくれるヘルメットの他にプロテクターも着用すれば、万が一転倒した際にも安心です。
バイクのプロテクターには、胸部・腹部・脊椎を保護するものなどいくつかの種類があります。
この中でも、特に着用したいのが胸部プロテクターです。

というのも、警視庁が発表した2019年度二輪車交通事故致命傷部位のまとめによれば、第1位は頭部の195名、第2位は胸部の153名、第3位は全損の41名となっているからです。
プロテクターというのは万が一転倒した際にショックを和らげてくれるような素材でできていますので、頭部を保護するためのヘルメットの他に胸部を保護してくれるプロテクターも必要なことがわかります。
 

プロテクターの重要性

プロテクターを装着していれば、たとえ事故に遭ったとしても胸部に致命傷を受ける可能性が格段に減ります。
白バイ隊員はバイクに乗る際に胸部プロテクターを装着しており、転倒したとしても軽傷で済んでいます。

警察で使用されているプロテクターには「アウタープロテクター」と「インナープロテクター」の2種類があります。
アウタープロテクターはエアーバッグが装備されており、事故に遭うとエアーバッグ起動装置が自動的に作動するようになっています。
もう一つのインナープロテクターは、ストラップベルトで体に固定するベストタイプのプロテクターで、左右の脇は完全にフリーのため機動力に優れているというメリットがあります。

女性用の胸部プロテクターもデザインが増えてきていますので、身の安全を考え、走行の際にはプロテクターを着用することをおすすめします。
近所に食料品を買いに行くだけのちょっとした距離だからといって、プロテクターなしに走行するのも考えものです。
実際、バイクの事故が起こりやすいのは公道やツーリングでの出先よりも、家の近くが多いと言われています。
ですから、どんなに近くに出かけるときでもプロテクターは必ず装着する習慣をつけたいものです。

おすすめのプロテクター

プロテクターは様々なメーカーから市販されていますが、胸部プロテクターで特に人気があるのがRSタイチの「TRV063」です。
TRV063はメンズ用とレディース用があり、ウェアの胸元にボタンで装着するタイプなので肩が凝らず、気楽に使用することができます。
レディース用の胸部プロテクターとしてはもう一つ、KOMINEから発売されているアイテムもおすすめです。

ベストタイプのプロテクターであれば、胸部だけではなくて脊椎も守ってくれるので、長距離のツーリングが好きな女性にもぴったりです。
備えあれば憂いなし、走行中の安全はしっかりと自分で守りましょう。

プロテクターも着用しよう

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