バイク好きはながらスマホに要注意!…そもそもながらスマホとは?
「ながらスマホ」とはもちろん、スマホをしながら何かをする行為のことです。
「スマホ歩き」が典型的な例として挙げられるでしょう。
バイクのながらスマホとは「スマホをしながら運転をする」ことになるわけですが、どの段階を持ってしてながらスマホと認定されるのか、判断が難しい面もあります。
例えばバイクに取り付けたスマホホルダーでスマホ画面を見ながら運転していた場合にはどうなるのでしょうか。
ツーリング中にスマホでマップを確認するのが当たり前になった時代だけに、気になる部分と言えます。
このバイクにおけるながらスマホとは、「運転中にスマホを操作している、または画面を注視している状態」とされています。
操作に関しては誰でも納得できるでしょうが、問題なのは「注視」とはどの程度のレベルのことを言うのかという点です。
運転中にスマホを手にとって見ているのと、スマホホルダーに設置したものを見ているのとでは、当然のことながら運転環境に大きな差が出てくるからです。
後者なら、「その程度で罰則を課されるなんて!」と疑問を覚えたくもなるものですが、実はこの「注視」の定義は今でもかなり曖昧です。
注視というからには集中してみている、つまりバイクの運転への意識がおろそかになってスマホに意識が傾いてしまっている状態となります。
しかも、その状態を判断するのはライダー本人ではなく取り締まる警察官です。
つまり、警察官が「こいつはスマホに注意が傾いて運転がおろそかになっている」と判断した場合には、取締の対象になってしまうのです。
例えば、スマホ画面を何秒間見ていたら注視に該当するのか、という明確な線引きがないわけです。
ただ一般的な目安としては、「顔ごとスマホ画面を向いている」状態になると取締の対象になる可能性が高くなるとされています。
また、信号が赤から青になったにも関わらずスマホ画面を見たまましばらく動かない、といった場合も該当するでしょう。
マップをチェックしているときなどは、どうしても意識がそっちに向いてしまいがちです。
運転をおろそかにする気はまったくなくても、こうしたきっかけで「ながらスマホ」に認定されてしまうこともあるので注意が必要なのです。
罰則が強化!
最近になってバイクのながらスマホが注目を集めるようになった理由として罰則の強化、それも大幅な強化が挙げられます。
2019年の改正によって、罰則が実質3倍になったのです。
例えば運転中にスマホを操作していた場合、従来の違反点数が1点から3点へ、反則金も6000円から18000円になりました。
これまで異常に安全運転を心がけるとともに、スマホとの付き合いに注意しなければならなくなっているわけです。