1. ハンドサインを使いこなす

【YAEH】(ヤエー)

バイクに乗っている方はもちろん、車にしか乗らないという方でも、ドライバー同士の独特な合図があることはよく知られています。
地域や年齢層によっては意味合いが変わってしまう合図などもあり、その誤解から思いがけない事故につながってしまうこともあるため、定期的に合図とその意味について確認しておくことはライダーにとって欠かせません。

最近よく耳にするライダーのハンドサインといえば「YAEH(ヤエー)」です。
これはもともとYEAH!のスペルミスから生まれた名前で、ピースサインで示すことができる合図です。

ポジティブなメッセージを挨拶のようにかわすために生まれたハンドサインで、「気を付けてね」「バイクっていいよね!」などのメッセージを伝えたいときに使うライダーが多いようです。
注意が必要なのは、このハンドサインはあくまでもこれはマナーではなく、各ライダーがしたいと思ったときに勝手にする合図ということです。
それに対する返答がなかったとしても、マナー違反ということにはなりません。

あくまでも相手のライダーに対して平和的でポジティブなメッセージを送るハンドサインなので、深く考えすぎてネガティブな気持ちにならないよう注意しましょう。
また、お礼を言う時にお辞儀だけでは無愛想と感じるライダーさんが、ピースサインを送ってくるケースもあります。

手を挙げる動作

昔ながらの手を上げる合図にはどのような意味があるのでしょうか?
これはシンプルに、「すみません」「ありがとうございます」を伝えるためのハンドサインです。
道を譲ってもらった時に「ありがとう」の意味で手を挙げたり、すり抜けで先頭まで来てしまった時に「すみません」と周囲のドライバーに合図を送ったりする際に使用されます。

ライダーとして注意したいのは、誰に対してハンドサインしているのかを明確にすることです。
特にフルフェイスヘルメットをかぶっている場合、どこに目線が向いているのか分かりづらいため誰に向けてサインしているのかわからないということがあります。
意識的に視線を上げて、サインを伝えたい相手に向けることが重要です。

また、手をあげることで周りのドライバーやライダーに停止の合図を送っていると勘違いされることもあるため、この合図を送る際は角度に注意しましょう。

確認しておきたい手信号

ウインカーがない旧車バイクなどに乗っている場合、ライダーは手信号で周りの人に意図を伝える義務があります。
腕を直角に曲げたりまっすぐ伸ばしているライダーを見かけたら、ウィンカーとしての意味のハンドサインだと察しましょう。

ウインカーが壊れたときに自分もできるよう、たまに練習しておくのをおすすめします。

ハンドサインを使いこなす

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