1. クラシカルでも新しいネオレトロ

ネオレトロの特徴

バイクにはいろいろなジャンルが存在しますが、その中でも最近にわかに人気を集めているのが「ネオレトロ」です。
ネオレトロというのは、外観はクラシカルで中身は最新なモデルという特徴を持っています。
中古バイクの中でもクラシカルなデザインは人気の車種で、走行距離がかなり行っても高値で取引されているものがあります。
ただ、中古なだけにパーツを探すのが困難で、維持にはかなり手間暇がかかるのが正直なところです。

その点、ネオレトロはパーツも調達しやすく、しかもデザイン的にはレトロな雰囲気を楽しめるというメリットがあります。
ネオレトロの中には、過去に人気のあったモデルを復活させたものもたくさんあります。
また、全く新しいのに懐かしい印象を漂わせるネオレトロも各メーカーから発売されています。
ネオレトロは価格帯もさまざまですから、予算に合わせて好みの一台を選ぶことができます。

ネオレトロの人気名車紹介

ネオレトロの復刻版系でも特に人気があるのは、SUZUKIの「カタナ」です。
2000年に生産が中止となってから復活を望む声が多かったカタナは、文字通り日本刀を思い起こさせるシャープなデザインが特徴です。
カタナが最初に発表されたのは1980年、ドイツのケルンでのことですから、ライダーたちの間ではかなり根強い人気を持ち続けていることがわかります。

KAWASAKIの「Z900RS」も、リバイバルされたネオレトロの一つです。
1970年代に大人気を博していたKAWASAKIの「Z1」「Z2」を新しくよみがえらせたのがZ900RSです。
Z1とZ2は現在でもプレミア価格で取引されているほどの人気で、「湘南純愛組」「あいつとララバイ」などの漫画にも登場しています。

Z900RSにはKTRC(カワサキトラクションコントロール)が搭載されており、滑りやすいマンホールや砂利道などでも不安を感じずに走行することができます。
デザイン的にはクラシックでも、最新のメカニズムが組み込まれているのがZ900RSの特徴と言っていいでしょう。

YAMAHAの「XSR900」は古いモデルの復刻版というわけではなく、2017年に発表されて以来、近未来的に解釈したレトロなデザインが好評を博しています。
ウインドプロテクション効果に優れたスタイリッシュなミドルスクリーンやレトロな雰囲気が漂うアルミシートカウルなど、随所に洗練されたデザインが施されているのもXSR900の魅力です。

本格派のネオレトロを探している人には、BMWの「R18」もおすすめです。
R18はBMW初のアメリカンクルーザーで、1920年代のグラマラスなバイクを彷彿とさせるディテールがおしゃれです。

クラシカルでも新しいネオレトロ

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