足場の悪いダートでの走行ができるバイク
バイクの種類を大きく分けると「オンロード」と「オフロード」の二種類があります。
「オンロード」は舗装されている道路を走行するもので、「オフロード」は未舗装の砂利道や山道などを走行することに特化しているものです。
オンロードバイクとオフロードバイクは明らかに構造に大きな違いがあります。
もちろんオンロード用のバイクでも山道は走れますし、オフロードバイクで公道を走ることも多くあります。
ただそれぞれのバイク本来の性能を発揮するには、それぞれに特化された走行をするのがおすすめです。
オフロードバイクとして分類されているバイクの特長は、径が大きくて凹凸のある専用タイヤを使用していることと、前輪部分に長いサスペンションが付けられているということです。
また中型クラスの排気量が多く、ボディ全体が軽量化されていることも大きな特長です。
エンジン排気量よりもむしろ軽さやコンパクトさを求めており、実際にダートなどのガレ場を走行してみるとその性能を実感することができます。
普段はオンロード向けのネイキッドバイクやSSを乗っているという人も、一度乗ってみてもらいたいバイクです。
自分で購入をしなくても、レジャー用としてオフロードバイクをレンタルすることもできるので、まずはお試しとしてそうした施設に行ってみてください。
250ccクラスに名車が多いことが特長
軽量化仕様のオフロードバイクでは、排気量は大きくても250ccクラスまでとなっています。
エンジンオイルは1L程度までになっており、プラグも1本のみとかなり作りが簡単です。
タイヤも細めに作られていることから、1本あたりの価格が安めであることも維持費を考えた時には嬉しい点です。
なおオフロードバイクの体験は全国にある施設ででき、公道での走行ではないので自動二輪免許がない人でも利用できます。
オフロード体験ができる施設は関西方面に多く、三重県や奈良県に複数あります。
関東では神奈川県厚木市の「AOKIRINGYO」や群馬県みどり市の「赤城モトクロスランド」といったところが有名です。
慣れてきたら自分で林道を走行することもできますので、トレッキング気分でバイク走行ができるという楽しみが広がるでしょう。
なおバイクの見た目的にシート高が非常に高く見えますが、実際に人が乗ってみると体重である程度沈み込みますので、それほど極端に視界が高くなるというわけではありません。
オフロードバイクで走行ができるようになるとバイクに乗るときのバランス感覚が養われ、普段の走行テクニックもかなり向上します。
スポーツとして楽しみつつ、バイクの腕前を磨けるオフロードバイクをぜひ試してみてください。