昔ながらの機能美を備えたネイキッドタイプ
バイクのモデルやデザインは年々進化していますが、いくら年月が経っても変わらない人気となっているのがネイキッドバイクです。
「Naked(=裸)」という名前が使われている通り、ネイキッドモデルはバイクの部品がほぼそのままむき出しになっています。
世界で初めてバイクが誕生したのは1930年頃とされていますが、当時のバイクは自転車に小型の動力を取り付けただけのかなり無骨なデザインをしていました。
その後急速にエンジン性能が向上していくことでバイクに使用される部品は大型化していきましたが、当時の面影を残しつつ最新の機器を搭載したのが「ネイキッドバイク」ということになります。
ネイキッドバイクとして日本で最も有名なのは、自動車教習所の教習車として広く使用されているHONDAのCB400でしょう。
参考>>CB400-HONDA
HONDAは世界で最も売れている最大シェアのバイクメーカーですが、中でも大型バイクとして不動の実績を獲得しているのがCB400というモデルです。
CB400は排気量が400ccであることから、大型自動二輪の教習車として全国の教習所で使用されています。
教習車として選ばれている理由はなんといっても操作性の良さと機体の信頼性です。
初めて大型バイクに乗るという人にもちょうどよいサイズ感と操作性能があるので、初めて購入するバイクとしてもおすすめできます。
あえて優等生でないバイクを選ぶのもあり
全国的に人気のCB400ですが、ある程度バイクに慣れてきた人にとっては、その優等生的な性能がちょっと物足りなく感じることもあるようです。
信頼性が高くて乗りやすいということだけで選ばれないというのもバイクの面白いところで、人気のネイキッドバイクを見てみると輸入車などクセのあるタイプが多く使用をされていたりします。
輸入車で人気のあるネイキッドバイクとしては、まず個性的なモデリングが魅力の「ドゥカティ モンスター821」です。
こちらはイタリアのバイクメーカーのバイクですが、ずんぐりむっくりな大柄な作りは、一目見ただけで「乗ってみたい」と思わせてくれる魅力を持っています。
もう一つ輸入車で人気があるのが、トライアンフの「Speed Triple(スピードトリプル)」です。
トライアンフは英国の老舗メーカーですが、中でもこの「スピードトリプル」は経営が危機的状況になったトライアンフが再出発として開発した、非常に意義の深いモデルてす。
完成度が高い走行性と、国産バイクとは異なる大迫力のエンジン鼓動はまさに「これぞバイクだ」という印象を強く与えてくれること間違いありません。