1. スマートキーの電池切れが起きた時の対処法
契約と鍵

緊急時のエンジン始動はどうすればいい?

ツーリング先や出勤前にスマートキーが反応しなくなると焦りますが、まずは落ち着いてください。各メーカーには電池切れ時の救済措置として、ID番号を手動入力してエンジンを始動させる「緊急始動モード」が用意されています。

この機能を使うには、納車時に渡される「IDタグ」などに記載された番号が必須です。番号が不明だと始動できない車種がほとんどですので、出先でも確認できるようスマホに番号を控えておくことがトラブル回避の鍵となります。

具体的な手順は、メインスイッチを長押しする、あるいは特定の操作を行って車両を「ID入力待ち受け状態」にし、スイッチ操作で番号を一桁ずつ入力します。防犯上、手順はやや複雑で車種ごとに異なります。また、一度エンジンを切ると再入力が必要になるため、始動後はそのまま電池を購入できる場所へ向かいましょう。いざという時のため、愛車の手順を事前に確認し、マニュアルの写真を保存しておくと安心です。

自分でできる電池交換の手順

緊急始動は一時的な処置なので、早めに電池交換を行いましょう。バイクのスマートキーは特殊な工具を使わず、ユーザー自身で交換できるよう設計されています。手順を知っていれば、コンビニなどで電池を買い、その場で復旧も可能です。

準備するものは交換用電池で、多くの車種が「CR2032」を採用していますが、念のため型番を確認してください。ケースは10円玉などの硬貨を側面のくぼみに差し込み、優しくひねれば開きます。傷防止に布を巻いて作業すると丁寧です。 古い電池を外したら、新しい電池のプラスマイナスを間違えずにセットします。最も重要なのは、ケースを閉じる際の防水パッキンの確認です。パッキンがずれたまま閉じると水没の原因になるため、慎重に作業してください。電池寿命は1〜2年程度です。反応が鈍くなったりインジケーターが弱くなったりしたら、完全に切れる前に早めに交換するのがスマートなライダーの嗜みと言えるでしょう。

電池消耗を防ぐ保管場所のポイント

「まだ1年も経っていないのに電池が切れた」という場合、保管場所に問題があるかもしれません。スマートキーは常に車両からの電波を受信しようと待機状態にあるため、保管環境によっては電池を著しく消耗させてしまうのです。 特に避けるべきは、テレビやパソコン、Wi-Fiルーターなど強い電波を発する家電の近くです。これらのそばに置くとキーが通信状態を維持し続け、使っていなくても電力を消費してしまいます。玄関の鍵置き場とルーターの位置関係などは、一度確認してみることをお勧めします。 また、長期間乗らない場合や予備キーの保管には「節電モード」が有効です。ホンダ車などの一部モデルには、簡単なボタン操作で電波受信を停止させる機能があります。この機能を活用すれば無駄な電力消費を防げるため、予備キーがいざという時に使えない事態も回避できます。仕組みを正しく理解し、長く快適に付き合っていきましょう。

スマートキーの電池切れが起きた時の対処法

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